おとなりの不登校

花火大会に行けた夜のこと

なぎです。今日も来てくれてありがとう。今日は、先日行ってきた花火大会のお話をしたいなと思います。

「行くのやめようかな」と思った車の中で

我が家は、ここ数年、毎年行っている花火大会があるんです。家からは結構遠くて、車で2時間ちょっとくらいの距離。今までは場所取りをして見ていたんだけど、今年はちょっと思い切って、有料席に課金してみようということで、手配して行ってきました。

うちの子はね、繊細なところがある子で、音とかもちょっと苦手なんです。突発的な音っていうよりは、ガヤガヤした音が苦手みたい。それでも本人に聞いてみたら「行きたい」ということだったので、いろいろ準備して出かけました。

でもね、ちょっと大変だったんです。ちょうど花火の日の午前中に、子どもの発達検査を入れてしまっていて。直近でそこしか空いていなかったから、まあ午前中だしいいかなって。花火の席も確保できているし、そんなに急がなくてもいいだろうと思っていたんだけど、やっぱり予定としては詰め詰めになってしまって。

うちの子には、疲れていたり眠かったりすると、逆に騒ぎ出すっていう特徴があるんです。小さい頃、2、3歳くらいの時からそうで、眠いのに踊ったりして騒ぎ出す。それが今もあって。検査を受けて、お昼も食べて、出かけるまであと1、2時間っていうところで、帰りが遅くなるからってゲームを少しやって、あまり休憩もせずに出発したんです。

疲れているから寝てくれるかなと思ったら、全然そんなことなくて。向かっている3時間弱、ずーっとギャーギャー言っていて。夫が運転してくれていたんだけど、もう頭がおかしくなりそうだった。何度注意しても聞いてくれないし、寝るわけでもない。あの車という密室で、ずっと。席を確保していなければ、たぶん行かなかったと思います。「今年はもうやめよう」ってなるくらい、本当にしんどかったんです。

子どもの声が刺さるのは、たぶん私の中の何かで

子どものその音の敏感さって、たぶん私からの遺伝なのかなと思っていて。私自身がすごく音に敏感なんです。大きい突発的な音が本当に苦手で、びっくりすることが本当に苦手。花火も、音に慣れるまでは耳をふさいでいないとちょっとびっくりしてしまう、っていう人間なので。

だから、あの密室でずっと子どもの声を浴びていると、なんだか刺さるんですよね。トゲトゲしているというか、キンキンしている感じ。まだ声変わりもしていないからかな。あれは本当にしんどかった。

今こうして振り返ると、あの車の中でうるさく感じていたのは、たぶん子どもの声そのものだけじゃなくて、私自身の中にある「音が苦手」な部分が反応していたんだろうなあと思うんです。誰が悪いわけでもないんだけど、だからこそ、なんとも言えない疲れ方をするんですよね。

少しずつ、私から離れていくんだろうな

なんとか会場に着いて。過去に何度か行ったことのある花火大会なんだけど、運営の方も変わっているみたいで、有料席の場所がどこだか分からなくて、ちょっと探したりして。やっと場所を見つけて座ったところでした。

花火まではあまり時間がなかったんだけど、子どもとしてはやっぱり屋台で何か買い物がしたいっていうので。今回は初の試みで、子どもにお金を渡して「自分で買いに行っておいで」ってやってみたんです。そうしたら、有料席から出店までが結構距離があったみたいで、なかなか帰ってこなくて。30分近く、何をしているんだろうと思って。でも花火大会って人がたくさんいるから、探しに行ったところで見つけられるのも奇跡に近いし。花火を見ながらひたすら待っていたら、かき氷を持って帰ってきて。ああ、よかった、っていう感じでした。

そのかき氷がね、シロップかけ放題のところで買ったみたいで、たぶん全種類かけたのかな。もう茶色みたいな、全然おいしそうじゃない色になっていて。案の定「これあんまりおいしくない」なんて言ってましたけど、責任持って全部食べてもらいました。まあ、そんなドタバタな感じでした。

うちの子は、なかなかお店の人とのやりとりや、他の大人とのやりとりを、私にさせようとするところがあるんです。スクールカウンセリングとかも、最初の頃は先生との関係がまだ築けていなくて、何か聞かれても「この答えで合ってる?」って私を見る。正解なんかないんだから思ったこと言えばいいのに、って思うんだけど。根っこには、間違えたことを言ったりやったりして怒られたらどうしよう、っていう思いがあるみたいで。自分に自信がないんだと思います。だから、いつも「一緒に来てよ」っていう感じだったんです。

それが今回は、自分でお金を持って、席から結構離れたところまで子どもだけで行って、買い物をして帰ってくることができた。いい経験だったなあと思います。最初、私も一緒に行く話になっていたんだけど、夫が「お金を渡すから、子どもだけで行くんだったら買ってきていいよ」って促してくれて。ちょっとは悩んでいたけど、買い物がしたいっていう欲の方が勝ったんでしょうね。「行ってくる」って言って、行っていました。

買い物から帰ってきてからは、飽きもせずずっと花火を見ていて。その姿を見ながら、何か思うところがあるのかなあ、なんて思っていました。少しずつ、少しずつ、できることが増えているなあっていう夏です。こうやって、私から離れていくんだろうなあって、ちょっと感じた夏でした。今までは怖さの方が勝っていて「子どもだけで買い物行くなら行かない」っていう感じだったのが、今年の夏はちょっと変わっていて。うれしいような、さみしいような。

みなさんの夏はどうですか。何か夏らしいこと、ありましたか。わざわざどこかに行かなくても、外に出るだけで暑さは存分に感じられると思うので。暦の上ではもう秋になるのかな、っていう感じだけど、まだまだ暑さは健在なので。お互いバテない程度に、のらりくらりやっていきましょう。では、今日はここまで。またね。

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